- 家庭訪問でお茶を出すタイミングは?
- お茶出しの際に気を付けたいマナーは?
- 家庭訪問にくる先生のホンネが知りたい!
保育園・幼稚園・小学校などで行われる家庭訪問。
その家庭訪問でお茶を出すタイミングが一番の悩みどころです。
この記事では、家庭訪問でお茶を出すタイミングやお茶出しの際に気を付けたいマナーを解説します。
実際に先生に聞いたホンネを交えながら解説していきますので、次回の家庭訪問に役立てることができますよ。
家庭訪問でお茶を出すタイミングはいつが良い?先生に聞いてみました
そこで、保育士さんや小学校の先生にご意見を伺ったところ、
「家に訪問した直後に出してもらえるとありがたい」という意見が最も多く集まりました。
訪問直後のタイミングでお茶を出すべき理由
理由はいくつかありましたが、一番多かったのがこちらの意見です。
訪問直後にお茶を出していただけると、飲むタイミングが調整しやすいから。
「細かくスケジュールが組まれているので、訪問直後に出していただけると、飲むタイミングを調整することができる」といった理由でした。
喉を潤すために初めに飲んだり、話の締めにお茶を頂いて訪問を切り上げることができるそうです。
家庭訪問の後半に「そろそろ話が締めに入りそうかな…」というタイミングでお茶を出したと仮定します。
そうすると、そこからまた話が始まり締めづらくなってしまうそうです。
先生も保護者と直接話ができる機会なのでゆっくりと話をしたいのですが、スケジュールが押すと次の訪問先に迷惑がかかってしまいます。
また、「移動中は喉が渇くので、訪問直後に1杯お茶を頂くと嬉しい」という意見もありました。
こういった理由から、家庭訪問でお茶を出すベストなタイミングは「先生の訪問直後」だと言えます。
お茶出しで気を付けたいマナー
家庭訪問は先生と直接話をして、学校での子どもの様子を知る良い機会です。
しかし、保護者にとっては「玄関先では失礼?」「掃除をしておかなければ」「お茶かコーヒー、飲み物は何が良いの?」と、家庭訪問前は少し気が張ってしまいます。
そこで、先生から聞いた意見も交えて、家庭訪問の時にお茶出しで気を付けたいマナーをまとめてみました。
手作りお菓子に対する先生たちの意見は?
いくつもの家庭訪問先で手作りお菓子を出されると、お腹いっぱいになるので困る。(保育士)
お世話になっている先生が家庭訪問で来られるので、保護者はできる限りのおもてなしをしたい!という気持ちでいっぱいです。
その際、腕を振るった手作りお菓子を出すことはどうでしょうか?
一見、お客様には喜ばれそうに思える手作りお菓子ですが、家庭訪問となると話は少し違ってきます。
いくつもの家庭訪問先でそれが続いてしまうと、先生のお腹はいっぱいになってしまいます。
なぜなら、先生は「わざわざ作っていただいたものに手をつけないのは失礼だ」と感じて無理をして食べてしまいます。
出すのはお茶のみ、もしくはペットボトルの飲み物と同様に、持ち帰ることのできる個包装のお菓子を1つ添えておくといいでしょう。
家庭訪問では込み入った相談をしても大丈夫?
家庭訪問の制限時間内におさまる相談にしいてほしい。(幼稚園教諭)
家庭訪問は先生と1対1で話す絶好の機会です。
保護者としては、日ごろから思っていたことや子供についての悩み相談をしたくなります。
しかし、家庭訪問はその日のスケジュールが決まっており、1つの家庭にかけられる時間は限られています。
1つの家庭で長時間かけると次の家庭に迷惑がかかるため、時間が気になってしまい話に集中できないそうです。
家庭訪問の前に、先生に相談したい内容をあらかじめ整理しておくと、話がスムーズに進みます。
また、普段から連絡帳といったツールを活用し、コミュニケーションをとっておくのもいいでしょう。
玄関で立ち話は社交辞令?失礼?
玄関先での立ち話は全く問題ない。(小学校教諭)
家庭訪問のお便りに「玄関先でお話します」との記載があった場合、「玄関先で立ったまま話すのは失礼でないか?」という心配が湧いてきます。
こちらも先生の意見を伺ってみると、玄関先で話すことは何も問題ないとの意見でした。
家庭訪問は時間にして約10~20分程度のことです。
前後のスケジュールを考えると玄関先で話をした方がスムーズに家庭訪問が進む場合もあります。
ただし、迎える側としてはやはり先生に立たせたままというのは、マナーを考えた上では避けたいものです。
したがって、家庭訪問の際は、まず家に上がってもらうよう促しましょう。
それでも先生が「玄関先で」と言われる場合は、そのまま玄関でお話をしましょう。
そうなった場合に備えて、スペースに余裕があれば玄関に座布団を敷いておくとベストです。
飲み物はお茶?コーヒー?何がベストか
コーヒーが飲めなくて困ったことがある。(保育士)
来客時に、お茶菓子と一緒にコーヒーを用意することがありますが、家庭訪問では好き嫌いが分かれることが少ないお茶を出しましょう。
コーヒーや紅茶の場合、ミルクや砂糖の有無で好き嫌いが大きく分かれます。
先生の中には出していただいたものは苦手な飲み物でも客側のマナーとして全て飲み切ることもあります。
先生に無理をさせないように、コーヒーや紅茶ではなく麦茶や緑茶を用意しておくのがベストです。
時期に応じて飲み物やおしぼりを冷やしておきましょう
暑い日の冷たいお茶は大変ありがたい。(小学校教諭)
基本的には常温の飲み物を用意しておくといいですが、汗をかくほど暑い日には冷えた飲み物が喜ばれています。
お茶は家庭訪問予定日の朝から冷蔵庫に入れておくと、ちょうどいい冷たさになります。
先生が訪問直後に、冷えたお茶に2~3個氷を入れると更に冷たくなって、スッキリと飲んでいただけるでしょう。
意外と見ている?玄関+リビング+お手洗いを整えましょう
家の中の様子は意外と気になっている。(幼稚園教諭)
家庭訪問の前に、玄関・リビング・お手洗い3つの場所は整えておくと、いざという時に安心です。
先生は保護者と話をすることだけが目的ではなく、その家庭の雰囲気や環境も見ていると言う意見もありました。
だからと言って、普段とはまるで違う部屋にするような大掃除は不要です。
ただ、自分の家の基準で「きちんと整っている」と思える状態にはしておきましょう。
また、「片付けをしていない部屋のドアを子供が開けてしまった」「子供が家の中に先生を呼んでしまった」という状況も考えられます。
万が一先生がお手洗いを使用することもあるかもしれません。
そういった場合を考えて、玄関・リビング・お手洗いは失礼のないように整えておきましょう。
家庭訪問で先生が「これは嬉しい」と感じることは?
家庭訪問で先生が「これは嬉しい」と感じた意見についてまとめました。
次回の家庭訪問の際に、ぜひ役立ててみてください。
「持ち帰りができる飲み物は嬉しい」(幼稚園教諭)
「家庭訪問で出されたお茶が持ち帰りができるペットボトルだと大変嬉しい」そうです。
家庭訪問のお便りに、飲み物やお茶菓子について「不要です」と記載されてあることもありますが、念のため用意しておくといいでしょう。
用意するお茶の種類ですが、持ち帰りができるペットボトルという手があります。
もし飲まれなければ「どうぞお持ち帰りください」とお渡しすることができます。
移動の際や帰宅後にも飲むことができるので、先生の立場からするとありがたいそうです。
「暑い時期のおしぼりはありがたかった」(小学校教師)
「暑い時期のおしぼりは本当にありがたい」そうです。
暑い時期の冷たい飲み物の他に先生が「これは嬉しい」と感じた意見は、冷たいおしぼりの用意です。
学校や先生によっては、徒歩や自転車で移動されることがあります。
それが春から夏にかけて行われる家庭訪問であれば少しの移動で汗が出てしまうこともあるでしょう。
そんな時、訪問直後に冷えたおしぼりを出してもらうと、先生の暑さや疲れもリフレッシュできるとのことです。
冷たいおしぼりはもちろん必須ではありませんが、いざという時に用意しておくといいでしょう。