- 産後の夫婦関係がうまくいかない…。
- 顔を見るたびいつも喧嘩。これって子供に悪い影響を与えてるかも…。
- それでもどうしても相手にイライラしてしまう。
産後の夫婦関係はとっても大変です。
体と生活環境の劇的な変化は夫婦ともに大きな影響を与えます。
「このまま関係が悪くなったら、離婚かも…」
こんな危機感を感じている方もきっと多いのではないでしょうか。
でも大丈夫です。産後の夫婦関係の悩みを抱えているのはあなただけではありません。
今回は「産後の夫婦関係をうまく乗り切るためのポイント」を原因別に紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
産後の夫婦関係がうまくいかない原因とは?
産後の夫婦関係をうまく乗り切るためには、まずは「うまくいっていない原因」を知ることがから始めることが大切です。
原因を正しく理解してこそ、正しい解決策を講じることが可能になりますよ。
産後の女性はホルモンバランスが乱れている
産後は、ホルモンバランスの乱れから精神状態が不安定になりやすいものです。
夫のちょっとした言動を気にしてしまい、夫婦関係がうまくいかなくなることがあります。
私自身、産後に夫と険悪な雰囲気になりました。
里帰り出産で離れていたのにも関わらず、連絡を絶ったことすらあります。
きっかけは、新生児の世話に追われ夫へのメールの返信が遅れた時に「無視しないでよー」と冗談交じりで言われたことです。
普段だったら「無視してないよ〜」と気軽に返すところです。
しかし、その時は「どうしてそんなこと言うの?」と号泣してしまい、数日間連絡を返すことが出来ませんでした。
夫が産前と変わらないことへのいらだち
初めての子育てで不安なのは母親も一緒です。
それなのに、夫は「わからない・知らない」と、子育てを後回しにしているように思えるのです。
それを妻が感じてしまうと「父親としての自覚がない!」とイライラに繋がり、夫婦関係にも影響がでます。
また夫の仕事に関しても不満が出てきます。
もちろん、夫が家族のために仕事を頑張っているのはわかっています。
しかし、これまでと何も変わらない下のような夫の様子を見ていると、羨ましさから、いらだちを感じてしまうものなのです。
夫の状況
- ひとりで電車に乗れる
- 気軽にコンビニに行ける
- お酒を飲める
妻が「産後に変わってしまった」と感じているケースも
産後、妻が変わってしまったと戸惑う夫も少なくないです。
1日中赤ちゃんの面倒をみるのは神経を使います。
だからこそ、夫への気づかいや興味を持つ余裕がなくなってしまうのは当たり前のことです。
しかし、夫はそんな産後の妻をみて「変わった・冷たくなった」と感じ夫婦関係にすれ違いがおきるのです。
家庭を持ったことへのプレッシャー
子供が生まれると、一家の大黒柱として頑張らなければとプレッシャーを感じる男性が多いです。
そうすると子供のことを考える余裕が持てず、妻からは「子供に興味がないの?」と勘違いされることがあります。
さらには、「プレッシャーを感じている」と自分の気持ちを伝えられる男性は少ないことが多いです。
しかし、妻からすると「何を考えているのかわからない」と夫へ不安や不満を感じます。
産後の離婚危機を回避するための対処法
厚生労働省(厚生労働省全国ひとり親世帯等調査)によると、子供が2歳になるまでに離婚する夫婦の割合が全体の約38%になると発表しています。
産後2年はホルモンバランスの乱れや環境の変化が大きく、喧嘩やすれ違いがあるのは仕方のないことなのです。
しかし、2歳になるころには子供も少し手がかからなくなり、夫婦の時間をもてるようになります。
そうなると、仲が戻ることも多く、離婚率は減少傾向になります。
そのため、まずは産後2年は「離婚しなかったらOK」という気持ちでいることが大切です。
夫婦で正直に今の気持ちを話し合う
気持ちというのは黙っていては伝わりません。
産後の夫婦関係をうまく成り立たせるためには、正直に今の気持ちを話し合うことが解決への第一歩です。
この時、「なんか変わったよね」と夫に言われて、妻は「いや、母親なんだから変わるしかないのに何を言ってるの?」と返してはいけません。
一度、夫の気持ちを飲み込んでみてください。
大切なことは相手の考えを否定しないこと・変わってもらおうとしないことです。
まずは、ただ気持ちを話し合い知ってもらうことからはじめましょう。
頑張りすぎない(手抜きできる部分は手を抜く)
手抜きできるところは手を抜いて、自分を休ませてあげましょう。
「私ばっかり頑張ってる」と思うとイライラしてしまいますよね。
産後の夫婦関係がうまくいかない原因にもなる「相手へのイライラ」を減らすには、時間と心に余裕を持つ必要があります。
例えば…
手抜きポイント
- ご飯はお弁当
- 掃除洗濯も毎日はしない
これくらいは積極的にやっていきましょう。
断乳
母乳育児の場合、断乳後気持ちが落ち着くこともあります。
母乳が出ている場合は、ホルモンバランスが落ち着かないことが多いのです。
断乳や卒乳をするまでは「イライラしてしまうのは仕方ない、すべてはホルモンバランスのせい」と、自分や夫以外に理由をつくると気持ちが落ち着きますよ。
産婦人科や心療内科への相談も検討しよう
専門家への相談も重要です。
産後はホルモンバランスや自律神経が乱れやすいです。
それが原因で無性にイライラすることで夫婦関係がうまくいかないこともあるのです。
そんなときは産婦人科や心療内科に相談し、必要があれば薬を処方してもらうことで気持ちがラクになりますよ。
薬をもらうことに抵抗がある人は、話を聞いてもらうだけでラクになることもあります。
悩みをひとりで抱え込まないことが大事ですよ。