- もうすぐ二人目の出産入院…上の子が泣くのをどうしたらいい?
- 二人目の出産はみんなどうやって笑顔で乗り越えてる?
- 兄弟育児は上の子の嫉妬が大変そう…。傷つけないために何に気をつければいい?
念願の二人目の妊娠が分かると、喜びに満ち溢れた日々が始まりますね。
と思いきや、二人目の出産は想像以上に大変です。
上の子がいようが関係なく襲ってくる悪阻、休みたくても育児は待ってくれません。
自身の二人目の入院出産の経験を交えながら、二人目の出産を笑顔で乗り切る方法をご紹介します。
二人目の出産入院で上の子が泣く…。対処法は?
二人目の出産入院の時によく聞くのが「上の子が泣いて、泣いて、大変でした。」という声です。
上の子と言っても2~3歳の子供は、まだまだお母さんが恋しい時です。
今まで自分が独り占めできていたお母さんが、下の子を出産するために遠くへ行ってしまう…
そんな例えようのない寂しさから、上の子はお母さんから絶対に離れようとはしません。
そんな上の子に笑顔で乗り切るスムーズな対処法をご紹介します。
陣痛が始まった時の段取りを家族で共有しておこう
まず、実際に陣痛が始まった時の細かな段取りを考えて、家族で共有しておきましょう。
陣痛はいつ始まるかわからない
- 平日、休日、朝や夜を問わず、パパ以外に自宅に来てもらえる協力者を決めておく。
- ママ・パパ・協力者と陣痛が始まった時の段取りを共有しておく。
- 普段から上の子と協力者を慣れさせておき、上の子の好きな遊びなどを知ってもらう。
陣痛はいつどこで起きるか分かりません。
日中なのか夜なのか、平日なのか休日なのか、それによって対応できる人や方法が変わってきます。
いつくるかわからない陣痛に備えて、必ず信頼できる大人が上の子の側にいることができるように、みんなで協力してスケジュールを立てましょう。
私の場合ですが、実際に陣痛が始まったのは上の子が寝ている深夜でしたが、パパと準備をしているうちに起きてしまい、普段と違う様子を不安げな顔で見ていました。
でも、段取り通りばぁばにも来てもらっていたので、上の子は普段と変わらずばぁばと大好きなお人形さん遊びをしていました。
パパとばぁばが一緒にいてくれたことで上の子は安心したようで、泣くこともなく私に「いってらっしゃい」と言ってくれました。
赤ちゃんとご対面!上の子のどんな反応も丸ごと受け入れる
無事出産し赤ちゃんとママが病室に戻ると、家族との対面が待っています。
そのことも前もって家族と考えて、上の子がどんな反応をしても決して否定はせず、そのまま丸ごと受け止めよう!と決めて、みんなで共有していました。
実際には、上の子がどんな反応をするのかという心配がありました。
妊娠中に上の子がたくさん我慢をしてきてくれたことを考えると、赤ちゃんを抱っこするママを見てやきもちを焼くかもしれません。
もちろん、すぐには「赤ちゃんかわいい~」という気持ちは、湧いてこないかもしれないとも考えていました。
「大好き」「ありがとう」気持ちは言葉にして伝えよう
そんな私の心配を知ってか知らずか、上の子は赤ちゃんと初めて対面して抱っこした時から、ずっと下の子をたくさん可愛がってくれました。
上の子が下の子に接するその優しさに触れて、涙が出るほど嬉しかったのを今でもよく覚えています。
それから常に意識したことは、上の子に感謝の気持ちを言葉で伝えることです。
上の子が下の子をかわいがるきっかけ
- 上の子が下の子を抱っこしてくれたら「抱っこしてくれてありがとうね」と、感謝の気持ちを伝える。
- 上の子が下の子と遊んでくれたら「赤ちゃんが喜んでるよ」と、役立っていることを伝える。
- ママに甘えてきた時は「抱っこしてほしかったよね」と、上の子の気持ちを代弁してあげる。
やきもちを焼いても仕方のない状況なので、「大好きだよ」「我慢してくれてたんだよね」と、毎日何度もギュッと抱きしめながら伝えました。
態度だけでなく言葉で伝えることで、ママの上の子に対する気持ちはしっかり伝わります。
小さな体で毎日たくさん頑張ってくれる上の子には、ママから感謝の気持ちをいっぱい伝えましょう。
私の二人目出産体験談
二人目妊娠中は食べ悪阻(空腹を感じると吐き気を催すタイプ)で、とにかく何かを口にしていないと気持ちが悪い状態が続きました。
食べられる物もどんどん限られていったので、精神的にも追い込まれていました。
悪阻の他にも異常な眠気にも襲われ、ソファに横になって動けない時間が長びくようになり…。
そんな時、上の子は一人でおもちゃで遊んだり、テレビを見せるなどをしてやり過ごしていました。
数ヵ月が経過した頃、上の子は私ににかまってもらう時間が極端に減ってしまったことから、それまでできていたことが1人でできなくなってしまったのです。
例えばトイレでも、今まで一人でできていたのに「ママがついてきてくれないとできない」と言うようになりました。
気持ちが悪く起き上がるのが困難で精神的な余裕もなかった私は、つい怒ってしまうこともありました。
悪阻が落ち着いて体調が良くなってくると、上の子も徐々に元通りにはなりましたが、次の難関は出産入院です。
あらかじめ「赤ちゃんが産まれるときはママは病院に行くから、パパやばぁばとお留守番していてね。すぐに会えるからね。」と話はしておきました。
しかし、だんだん様子が変わってきて、夜に私がお手洗いに起きるだけで「ママどこにも行かないで」と言うようになりました。
とても胸が痛みましたが、「これは上の子のケアを家族総出でしなければ」と改めて決意するきっかけにもなりました。
出産後に始まる兄弟育児で気を付けたいこと
我が家は4歳差兄弟となりました。出産後に始まる兄弟育児は実際にどうだったのか、そして気をつけたいことや困った時の対処法についてお話します。
兄弟の年齢差によっても様々ですが、やはりママへの負担は倍増し、困ってしまうことがしばしばありました。
下の子が泣いても上の子優先?ママたちの心配事と乗り切り方
「下の子が泣いていても上の子を優先してあげて」という言葉をよく耳にします。
「まだ小さな赤ちゃんが泣いていたら、そんなことできるかな」と心配になるかもしれません。
でも、超心配性の私でもできたので大丈夫です。
上の子の育児の時
- 少し泣いただけでも慌てふためいていた。
- 一人目なので、事あるごとに目を離さないようにしていた。
それが、一人目の育児の経験は自分をかなり強くしてくれていたのだと、兄弟育児が始まってから実感したのです。
下の子の育児の時
- 下の子が泣いても焦ることなくその姿が「かわいい」と余裕の心が持てる。
- 下の子に「ちょっと待っててね~」と声をかけて、上の子の対応をする。
自分が一番驚いているんですけどね。
母親としての自信をつけてくれたのも上の子のおかげなので、私は上の子に対しても感謝の気持ちでいっぱいになりました。
上の子の言葉に隠れる本音とは?
今まで頑張ってくれていた上の子が急に赤ちゃん返り…これも兄弟育児ではよくあることです。
その言動に否定的な言葉を返すのではなく、気持ちに寄り添ってあげることが大切です。
こんな言葉が出てくる時は、上の子が我慢をしている証拠です。
ポイント
- おっぱい飲みたいな~味を忘れちゃったよ。
- 寝る時はぜったいこっちを向いていて。
私も始めは「おっぱいはもうバイバイしたよね」「おっぱいを飲ませなきゃいけないからずっとは向いていられないよ」と言っていました。
しかし、その言動をよく考えてみると、たくさん我慢をさせているんだと気づかされました。
そして、「そうだよね、おっぱい飲んで甘えたくなっちゃうよね」「ママが赤ちゃんの方ばかり向いていると淋しいよね」と、寄り添う言葉がけをするように意識しました。
すると、上の子も涙目になって「うん・・・」と、それ以上無理なことを言わなくなりました。
忙しかったり物理的に難しい状況でも、上の子の気持ちを汲み取って上げると、気持ちが落ち着きます。
ママに余裕がなくそんな優しい返しができる時ばかりではありませんが、意識しておくだけでも違います。
肌と肌の触れ合いを大切にしよう
子供が何歳になってもできるおすすめの触れ合いは、背中を優しくマッサージしてあげることです。
赤ちゃん時代の触れ合い
- 授乳
- 沐浴
- おむつ交換
- 寝かしつけ
赤ちゃん時代の肌と肌との触れ合いは、ほとんどの時間と言っていいほどです。
成長と共に着替え・お手洗い・お風呂での体洗いなど、自分でできることが増えていくのとは反対に、肌と肌の触れ合いは減ってきます。
簡単にできる赤ちゃんマッサージ
- 背中全体や肩甲骨の周りを直接さする。
- 手でなだらかな山の形を作り、背中全体を軽くポコポコと叩いてあげる。
何歳になっても、肌を触れ合わせることは心を通わせることにも繋がり、お互いに気持ちが良くなります。
下の子が産まれてからも上の子にこのマッサージをすると表情が一気に和らぎ、心からリラックスしていている様子が見られるんですよ。
ぜひ、試してみて下さいね。
みんながハッピーになれるお兄ちゃんお姉ちゃんだけの特別タイム
赤ちゃんにはできない、上の子だけの特別なご褒美タイムを作ってあげると大喜びします。
特別タイムは何でも構いません。パパやママを独り占めしながら上の子が喜ぶことをしてあげます。
我が家の上の子の特別タイム
- 大好きなお人形をママと二人きりでお買いに行く。
- パパと近所の公園で遊んだ後にアイスクリームを食べる。
時間にして1時間にも満たなくても、上の子にとっては「自分だけ」という特別感ですごく喜んでくれます。
その顔を見ると私たち親も充足感でいっぱいになり、親子共々ハッピーになれる良い時間だと経験して感じました。
上の子と久しぶりにゆっくり手を繋いで歩いた帰り道は、きっと一生忘れることはありません。
大きくなったけれどまだまだ小さい手を握ってゆっくり歩いていると、より一層上の子への想いが溢れてきました。
家族の協力が必須の特別タイムですが、上の子はもちろんのこと、パパやママも満足し、その後の生活もより豊かになること間違いなしです。